35歳、崖っぷち転職体験記

こんにちは。
現在45歳男性、神奈川県在住です。
私の人生で、最大で最悪の転職の体験談をお話させていただきます。
私は実家が九州の佐賀県で、35歳まで佐賀で暮らしていました。
建築の仕事が好きで、設計志望でした。
でも実際に佐賀でやっていた仕事は、建設関係でいえば、鉄筋工事専門会社で鉄筋工事をしたり、
内装建材製造会社で建材を作ったり、土木工事の作業員をしたり、
そんな感じで設計とは程遠い仕事でした。

設計の仕事を探してはいましたが、当時バブル崩壊後ということもあり、
不景気で未経験で採用してくれるところはありませんでした。
悶々とした生活を18歳から35歳まで過ごしました。
転職に役立つようにと鉄筋工をしながら、独学で二級建築士の資格も取りました。
この時すでに30歳。
二級建築士の資格は確かに有利にはなりましたが、今度は年齢が引っ掛かる様になったのです。
自分の年だと、もう一級建築士の資格は持ってないとダメみたいな空気でした。
それまでは佐賀から出ることは考えていなかったのですが、ある日、ふと県外でも探してみようかなと
思い、隣りの福岡県あたりまで求人範囲をひろげてみました。それでもありませんでした。
今度は九州全域、それでもダメなら大阪あたりまで探しました。全くありませんでした。
「え~い、全国で探しちゃえ」ということで全国で探したら、東京でかなりの数がヒットしました。
この時、自分のなかで何かが吹っ切れた感じがしたのを覚えています。
なんかこう、目の前が、ぱあっと開けた感じがしたんです。
「未経験でも設計者になれる」みたいな会社を見つけてすぐにメールで応募しました。
もう深夜だったので、翌日仕事なのでその日はそれで寝ました。
朝、その会社からメールの返信がありました。
「合同面接会をするので東京まで面接に来れますか?」とありました。よく見ると面接会の日が
今日だったんです。一瞬迷いましたが、最後のチャンスかもと思い、勤めてる鉄筋会社に休みもらって
すぐ飛行機のチケットを取って、面接に行きました。
面接は東中野駅近くのマックで夕方からありました。面接には全国から5人くらい来ていました。
面接終了後、たまたまその日、その会社の飲み会があるとのことで、誘われました。
飲み会には20人くらい集まっていました。
翌日日曜だったので、寮に泊まっていけと言われて泊まりました。
翌日、研修という名のクルージングがあるとのことで、またまた誘われました。
社長がクルーザーを所有していました。
佐賀の田舎者にとっては、夢のような二日間でした。
しかし、今思えば、全て作戦だったのかなとも思います。
私はその会社に就職しました。最初は修行ということで3ヶ月程度、
鳶土工の建設会社で土工や鳶の仕事をさせられました。
私は元鉄筋工ということで、3週間程度で卒業しました。
そして、本格的にゼネコンの現場に出向したのです。現場監督の仕事をするためです。
その時、4重派遣でした。しかも、嘘の職務経歴書を持たされました。最悪でした。